3月17日にヨシ焼きが行われた。今でも、猛火の凄まじさに驚き脳裏から火炎と太陽の光線を遮る黒煙が残像として残って消えない。気になるので22日に渡良瀬遊水地へ出かけてみた。
北エントランスから撮影した時は「タワー危うし」そんな感じの火炎の勢いであった。今、タワー傍にカメラをセットしているとタワーはこともなげにたたずみモクレンが咲き長閑である。焼け跡は荒涼としている。しかしすでにヨシの芽吹きが色を添えていた。
ヨシの生命力は確かなものだ。他の植物はどうなのか?心配である。
タワーから史跡ゾーンをみると、見事にヨシが燃え尽きた情景が一望できる。「延命寺跡」はどうなっているだろうか?史跡が消失しないようにヨシを刈り込んだらしく緑が残っている。心配無用かも。
良かった!!何もかも無事であった。ここに来ると、廃村した谷中村の人々のことや田中正造翁をもう一度考え直したいと思う。
延命橋からのヨシの焼け跡は果てしなく広い。
焼け残った道端に「オオイヌフグリ」の小さな花が可憐に咲いていた。